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☆へっぽこノベリストの部屋☆

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第二章 悪夢

あなたのせい


わたしはまだ


たくさんいきられたのに・・・


第二章 悪夢

ざーざー、ざーざー、と、雨が降っていた。
その中に。

伊里亜と、梓。


「あたしは、すくわれないの」

伊里亜はにこぉ、と笑った。

「しんゆうだとおもっていた、あなたにころされたから・・・」


梓は、ぞぉっとした。

伊里亜は、伊里亜は。
片手に、鈍く光るナイフを握っていた。
「だからあなたにしかえしをしにきたの」
「えっ・・??」


梓は、口をつぐんだ。



伊里亜は、もう、にぶいなぁ、と笑う。


あのころと、同じ笑顔で。





「しんで」




梓が身を交わすと、ゆっくりと近づいてくる伊里亜。
首をかしげて、おかしいな、とまた笑う。

「なんであなただけ、いきているの?
 

 わたしはしんだのに。なんで?なんでよ。
 

 あなたのせいなのに」



       あ な た の せ い な の に 


何より、その言葉が、梓を傷つけた。
梓は、俯いた。悲しそうに。


「やっと、あきらめた」

伊里亜は嬉しそうにそういうと、


にこっと、わらった。


伊里亜は、座り込んでしまった梓の隣に、寄り添うようにして座る。



伊里亜が、梓の耳元で、囁いた。

「いっしょに。いこうよ。しんゆうだもん」


梓は、一瞬、虚空に落ちていくような感覚にとらわれたが、すぐに
目の前が、血の色に染まり――――――――






―nextー


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